国頭村の畑で全身が茶色の珍しいカラスが捕獲されました。

捕獲されたのは「リュウキュウハシブトガラス」の幼鳥で、全長約50センチ、全身が薄茶色の羽根で覆われています。

今月20日、国頭村のスイカ畑に設置された有害な鳥などを捕獲する檻の中で農家の島袋成一さんが発見しました。



島袋さんによると最初はほかの黒いカラスに攻撃されていたものの現在は落ち着いた状態だということです。

▼スイカ畑で発見した島袋成一さん
「タカがこの森に入ったかなと思ってびっくり。カラスと最初は思わなかった」

鳥の生態に詳しい有識者も「非常に珍しい」と話しています。

▼国指定 屋我地鳥獣保護区管理員 渡久地豊さん
「私、40年以上鳥を見ているが全身が変色したカラスを見るのは初めて」「メラニン色素が減少してきれいな黒にならず、薄い茶色になったと考えられる」

茶色のカラスは今後、国頭村役場に引き取られる予定だということです。(26日 北部通信員 岸本幸平)

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