Z世代と呼ばれる若者の間では、いま、飲み会のシメに「アイス」を食べるのが流行しています。そんな「夜アイスの専門店」が富山に進出して1年…。今も人気のワケとは?その魅力に迫りました。

富山市新根塚町1丁目富山市新根塚にある夜アイスの専門店『21時にアイス』。

大阪発で現在全国におよそ50店舗を展開。コンセプトは『夕食後や寝る前、少しリッチなアイスを食べて特別な夜を過ごす』。

夜に特化し、午後4時半から午前0時まで営業しています。

紫芋の甘さにさっぱりしたアイスが…

味はもちろんですが若い層を意識して写真で映えるトッピングにこだわっています。

安部綾華店長「お待たせいたしました紫芋モンブランです」

小西鼓子アナウンサー「うわあ、おいしそう~。結構モンブランたっぷり乗っていますよ。モンブランがぎっしり中に詰まってますね。モンブランがすごく濃厚。紫芋のこっくりとした甘さとアイスがさっぱりしているので合います」

それなら自分でやってみようと…

午後9時、この時間から晩御飯を食べ終えたお客さんが続々と訪れます。

お客さんは…

「夜ごはん帰りです」
「夜ごはんのあとに夜アイスって皆さんの中では定番のコースですか?」
「シメ。さっぱり。ちょうどいい大きさで」
「ラーメン食べた後に来ました」
「やっぱりシメはアイスです」

続いて富山出身の2人が始めた、夜アイスの専門店、『アイスタベタイ』。

こちらは特別な思いがあって、夜アイスの専門店をオープンしたといいます。

アイスタベタイ オーナー
坂井涼太さん 池田周平さん「富山って夜やっているお店が少なくて、さらにデザート、甘いものやっているってなるとファミリーレストランとかそういうところでしかないのでそれなら自分でやってみようと」

後味さっぱり…夕食後でもペロリ

中学校の同級生だった坂井さんと池田さん。前の職場で再会し、自分たちの「こんな店あったらいいな」を実現するべく会社を辞め1年前に夜アイスの専門店を始めました。

池田周平さん「リピーターの方であったりとかご家族連れやカップルの方に沢山利用していただいているので営業していて良かったなと思っています」

常時10種類ほどあるメニューは全て自分たちで考案。こだわりは旬のフルーツを使用すること。今月の期間限定メニューは、シャインマスカットと巨峰がたっぷり乗っています。

小西アナ「贅沢に2種類のブドウいっちゃいます。いただきます。

おいしい、ブドウの酸味と甘みが感じられてソフトクリームは甘いんですけど甘すぎない。後味さっぱりしています。これなら食後でもぺろっといけちゃいます」と、ここで…!練習終わりのアランマーレの選手も来店です。

アランマーレの選手たちも…

宮田日菜子さん「んまいっ!」
笠野未奈さん「あすも一日頑張れそうです」

皆さんパワーチャージできた様です。

富山はトップレベルのアイスクリーム消費額

夜アイスを始めようと思ったきっかけは…。

池田周平さん「アイス自体が北陸3県、消費量が多い県で。富山と言ったら夏場は暑いしアイスは外さないだろうというところからアイスをやろうと」

日本アイスクリーム協会によりますと、2023年の総務省統計局の家計調査で、富山市の一世帯あたりのアイスクリーム消費額は、1万1934円で、全国平均の1万1580円を上回っています。

アイスが好きな県民性かつ、夜しか食べられない特別感が訪れた人をトリコにしているのかもしれません。

アイスタベタイでは、地産地消にも取り組んでいきたいそうで、今後は地元のフルーツを使っていきたいと話していました。秋の夜長…夜アイスを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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