久大本線を5時間かけて巡るJR九州の新しい観光列車「かんぱち・いちろく」が運行をスタート。九州観光の魅力を発信する起爆剤として期待されています。

運行初日を迎えたJR九州の新しい観光列車「かんぱち・いちろく」。JR別府駅では運行開始を祝う記念式典が行われました。定員60人の「かんぱち・いちろく」。第1便は満席です。

(乗客)「神奈川県から来ました。予約開始したときから楽しみにしていました」「すごく朝からワクワクしている」「大阪から来ました。記念写真を撮るのが楽しみです」

『久大本線の動くスイートルーム』と表現された「かんぱち・いちろく」。別府・由布院と博多間をおよそ5時間で結び、車窓からの景色はもちろん、有名料理店が手掛ける豪華な弁当も魅力となっています。

そしてもう一つの魅力が沿線でのおもてなし。日田市にある天ヶ瀬駅では、園児がダンスを披露したり、ミニブーケを配ったりして観光列車の停車を歓迎しました。

(乗客インタ)「どこの駅もみんな大歓迎してくれて一番に乗ってよかったと思う」

『ゆふ高原線の風土をあじわう列車』をコンセプトにデビューした「かんぱち・いちろく」。九州観光の魅力を全国に発信する起爆剤としての役割も期待されています。

(JR九州 古宮洋二社長)「九州に訪れてもらい、九州を見る、九州を食べる、九州の人と触れ合うのが九州の一番の宣伝になるので、それがどんどんリピーターになっていけば九州が潤っていくのではないか」

JR九州によりますと、ゴールデンウィークの終わりまで予約が満席ということで、新たな観光列車への関心の高さが伺えます。

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