新潟県長岡市の夏を彩る「長岡まつり」が1日夜から始まります。
2日と3日には“日本三大花火”とも称される「長岡花火」が予定されていて、多くの人が訪れます。

新潟地方気象台は1日午前11時、新潟県を含む北陸地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。平年よりも9日、去年よりも11日遅い梅雨明けです。
気象台は今後は晴れて気温が高い日が多くなるとして、熱中症などへの注意を呼び掛けています。

この梅雨明けとともに、長岡市では「長岡まつり」が始まります。
79年前の1945年8月1日、長岡の街をアメリカ軍のB29が襲いました。
空襲で長岡の市街地の8割が焼け、1488人が犠牲となりました。
長岡空襲の翌年、長岡の人たちは「長岡復興祭」を開催。現在の長岡まつりへと続いています。

1日は長岡駅前の大手通りなどで「平和祭」が行われ、パレードや大民謡流しのほか、空襲があった午後10時半に合わせて慰霊の花火「白菊」が打ち上げられます。

復興祈願フェニックス(2023年)

また2日と3日には、「長岡まつり大花火大会」が行われます。
秋田県の「全国花火競技大会(大曲の花火)」、茨城県土浦市の「土浦全国花火競技大会」と並んで“日本三大花火大会”ともいわれる『長岡花火』。
今年も正三尺玉や復興祈願花火フェニックス、天地人花火などが長岡の夜空を彩ります。

3日までの雨雲のシミュレーションによると、大きな雨雲はかからない予想です。
なお気温は2日、3日ともに最高気温が35℃の猛暑日の予想となっています。熱中症などに注意してお過ごしください。

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