石川県の自治体や経済団体などでつくる北陸新幹線建設促進石川県民会議は26日、金沢市で総会を開いた。敦賀(福井県)から新大阪までの早期整備に向け、現行の福井県小浜市を経由する「小浜ルート」だけでなく、東海道新幹線の米原(滋賀県)につなぐ「米原ルート」の再検討を国に要請する決議案が採択される見通し。

 小浜ルートでの早期着工に向けて検討している政府、与党に沿線地域が「待った」をかける事態となり、今後の対応が焦点となる。

 「小浜ルート」での建設費が2016年の想定より約2倍に膨らむと国土交通省が試算。決議案は「財源の確実な見通しがないまま着工は認められない」と強調した。

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