11日に2024年のシーズンの販売が解禁された「太陽のタマゴ」。
みやざき完熟マンゴーの「最上級品」として知られていますが、どのようなものなのでしょうか?

(1)「太陽のタマゴ」の定義
ハサミを使わず、ネットに自然落下したもので、
・糖度15度以上 ・果実の大きさ350g以上
・外観は鮮紅色が全体に1/2以上あるもの
となっています。

(2)「太陽のタマゴ」の発生率
みやざき完熟マンゴー全体の生産量のうち、「太陽のタマゴ」と認められたものの割合は、
2023年・・・19% 2022年・・・16% 2021年・・・17% 2020年・・・16%
となっています。
JA宮崎経済連によりますと、栽培技術の向上で今年度も「太陽のタマゴ」の発生率は高まる見込みです。

(3)2024年の「初競り」での最高値は?
全国28の市場の中でも、宮崎中央卸売市場での2玉入り1箱70万円が最高値になっています。

(4)2024年のみやざき完熟マンゴーの出来具合は?
天候が良かったことから生育は順調で、去年よりもやや早く、4月中下旬にかけて増量の見込みです。

(5)JA宮崎経済連のみやざき完熟マンゴーの取扱量は?
県産マンゴーの取扱数量の推移をみると、
2023年・・・882.9トン 2022年・・・840.3トン 2021年・・・959.2トン
2020年・・・956.5トン 2019年・・・993.7トン
と、実は、生産戸数や栽培面積の減少などによって減少傾向にあります。

(6)みやざき完熟マンゴーの単価は?
1kgあたりで、
2023年・・・3703円 2022年・・・3827円 2021年・・・3530円
2020年・・・2897円 2019年・・・2877円
と、上昇傾向にあります。
これは、生産経費の上昇に加え、販路拡大による需要の高まりがあるということです。

※数字はいずれも、JA宮崎経済連の資料に基づく

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。