雪と桜が共演する『雪上桜』で知られる新潟県魚沼市。
あたたかな日の光が降り注ぐ標高400mほどの福山峠には、まだ雪が残っていますが、その量は例年とはかなり違うようで、関係者が気をもんでいます。

【雪上桜まつり実行委員会 田渕一平太委員長】
「この時期でも例年は1m以上積もっていることもあるが、今年は半分くらいの大体50cmくらいかな…」

雪と桜が共演する『雪上桜』は、冬場に最大で4mほどの雪が積もる豪雪地ならではの光景で、白い雪とピンク色の桜と“2つの季節”を同時に味わえるぜいたくなコントラストが人気を集めています。

しかし少雪だった今冬の積雪は最大で1.8mほどで、残っている雪は例年の約半分。
一方で気になる桜は、つぼみがふくらみ少しずつ色づいてきて、12日にも開花となりそうだということです。

満開になるのは来週17日ごろと見込まれていますが、春の陽気で雪解けが進み、雪とのコラボレーションが今年も楽しめるかどうかはわからないそうです。

【雪上桜まつり実行委員会 田渕一平太委員長】
「他では見ることができないような景色という点では、観光資源としてとても魅力的。魚沼の宝だと思うので、これからも自然が豊かであってほしい」

雪と桜の共演が実現するかどうかは、まさにお天道様のみぞ知る…といったところですが、この土日にはニ分咲きから三分咲きになるとみられていて、地元の飲食店を中心としたキッチンカーなどが集まるイベントも企画されています。

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