高知市の神社の参道に、園児たちが風鈴を飾り付けました。夢や願いが込められた世界に1つだけの風鈴は、心地よい風に吹かれ、涼やかな音色を響かせています。

高知市の仁井田神社で風鈴の飾り付けを行ったのは近くの「みさと幼稚園」の園児40人です。

「風鈴回廊」は暑くなるこの時期に、訪れた人たちに風鈴の音で涼んでもらおうと2023年から始まった取り組み。お参りを終えた園児たちは、先生や地域の人たちに教わりながら風鈴を飾り付けていきました。風鈴には、園児たちの将来の夢や、願い事が書かれた短冊が取り付けられているほか、シールや絵の具で思い思いにデコレーションされています。園児たちにとって、世界に一つだけの風鈴です。

「泳ぐのが上手になりたい。泳ぐのがうまくないから(うまく)なりたいと思った」
「お花屋さんになりたい。お花好きだから」
「ケーキ屋さんになりたい。(風鈴に)ピンクのシールを貼って絵の具で塗った」

園児たちの思いが詰まった個性あふれる風鈴。参道を抜ける心地よい風を受けて涼しげな音色を響かせます。

(仁井田神社 吉野慶 宮司)
「風鈴自体がそれぞれ1つのオリジナルです。世界に1つだけの子どもたちの風鈴です。これから梅雨が明け、夏本番になります。仁井田神社の参道は『風の回廊』と呼べるくらい風が通る参道です。この音で涼をとって、夏を過ごしていただければと思います」

風鈴回廊は8月末まで設置されています。8月1日には仁井田神社で夏祭りも行われる予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。