真夏でも楽しめる「山北みかん」の収穫が高知県香南市で最盛期を迎えています。2024年は春ごろに天候に恵まれたこともあり、2023年より甘いミカンに仕上がっているということです。

高知県香南市のハウスでは「山北みかん」が順調に成長し、7月、収穫の最盛期を迎えています。

9月中旬から出荷が始まる露地栽培のミカンとは違い、ハウス栽培の山北みかんは「極早生(ごくわせ)」や「早生(わせ)」として4月下旬から収穫が始まり、真夏に楽しめるのが魅力です。その味わいは。

(リポート 川見真宵アナウンサー)
「濃厚です!甘みと酸味のバランスが絶妙ですね。暑い夏に食べるみかん、最高です!」

美味しさの理由の一つが、ハウス栽培ならではの「枝吊り(えだつり)」という作業です。限られた空間の中で、下のほうについた実にも太陽の光をあてることで色ムラを防ぎ、糖度があがるといいます。

こちらのハウスにはおよそ100本の木が植えられていて、ひとつひとつ手作業で行われています。

(温室みかん部会 市村太三 副部会長)
「温度、光、水が重要なので、できることはやっています。だんだん暑さも厳しいので、ミカンを買っていただいたら冷蔵庫に冷やして食べていただく、生の味を感じてもらうのが一番と思います」

香美地区温室みかん部会によりますと2024年は前年比の90%・600トン程度の出荷を見込んでいて、出荷は9月中旬まで続く予定だということです。

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