高校野球富山大会、注目校の紹介。今回は去年の優勝校・富山商業です。甲子園で得た経験と悔しさをバネに県大会、夏連覇を狙います。

去年の夏…。富山商業は9年ぶりの出場となった夢舞台・甲子園で佐賀県代表・鳥栖工業と対戦。試合は両者譲らず延長12回の大激戦となりましたが…。惜しくも初戦で敗れました。

「シートノック元気だしていくぞー」

あれから1年…。富商ナインは県大会、夏連覇をかけ再び甲子園を目指します。チームは去年の経験を糧に一回り大きくなりました。

富山商業野球部 前崎秀和 監督「今年は投打のバランスがよく、昨年の夏の経験者も数名残っているので、経験値もあって大崩れしないチームじゃないかと思います」

チームを引っ張るのは去年の悔しさを持つ選手たち。キャッチャーでキャプテンの鶴田尚冴選手。

鶴田尚冴選手「チームの要っていうかまとめなきゃいけないポジションなので、どんだけチームが劣勢のときとか苦しいときでも自分だけは最低限しっかり仕事をして、チームの雰囲気を作っていけたらなと思います」

去年の夏、負けて得た経験が生きているといいます。

鶴田尚冴選手「1球の重みっていうのを、やっぱりとても感じた試合だったので、夏の大会とかでも、1球1球大事に適当にならずに最後まで集中してやれればと思います」

そしてもう1人。身長188センチの大型スラッガー・福田敦士選手。
去年は2年生ながら4番を務めスリーベースヒットを含む5打数3安打の活躍でした。

福田敦士選手「長打力っていうところが自分の持ち味で、塁にランナーがいたら必ず返すっていう気持ちで打席に立ってます」

あと一歩のところで潰えた一勝。その悔しさを胸に今年も主軸としてチームを夢舞台に導きます。

福田敦士選手「チームが打ってほしい場面でチャンスで必ず1本を出して、チームに貢献したいです」

この2人が中心となってチームを牽引し春の県大会も優勝。勢いそのままに目指すは県大会夏連覇と県勢初となる甲子園ベスト8より、先の景色です。

福田敦士選手「周りのチームとかも打倒富商で来ると思うので、それに負けないように、自分たちのプレーで優勝して、去年負けてしまった悔しさを夏発揮したいと思います」

鶴田尚冴選手「いままで監督さんも含めて富山県の高校野球の歴史を変えたいっていう思いでやってきたので、夏の大会はしっかり富山県制覇して、自分たちの目標である甲子園ベスト4にいけるように頑張りたいと思います」

富山商業は14日砺波工業との初戦を迎えます。

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