北海道の日高山脈地域が「日高山脈襟裳十勝国立公園」として25日、正式に指定され、全国35番目の国立公園が誕生した。陸域の面積は約24万5600ヘクタールで、国立公園としては北海道の大雪山(約22万6700ヘクタール)を上回り最大。新たな指定は2017年の鹿児島県の奄美群島以来となる。
「日高山脈襟裳国定公園」を格上げして、名称に「十勝」を追加。面積は国定公園から2倍以上に拡大した。海域は約6500ヘクタール。
1500~2千メートル級の山々が連なる日高山脈一帯から襟裳岬にかけて、手つかずの原生林や氷河に浸食された「カール」と呼ばれる大規模な山岳地形、波で削られた「海食崖」が広がる。
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