この時期、屋外での音楽イベントが、広島県の各地で開かれています。地域を盛り上げようと奔走した、生徒のみなさんを取材しました。
広島県北広島町の豊平で2日、音楽のチャリティイベントが開催されました。
その名も「とよひらいぶ」。プロのアーティストが演奏して、会場を盛り上げます。
イベントを企画したのは、広島市内の高校生です。
県立広島商業高校の商業研究部は、北広島町の地域活性化のために、2022年からさまざまなイベントを開催してきました。
その集大成として企画されたのが、「とよひらいぶ」です。
商業研究部の部長、末田倫 さんが、当日の学生スタッフ80人を束ねるリーダーです。
県立広島商業高校 商業研究部 末田倫 さん
「当日の流れを全部知っておかないといけない。たいへんです」
商業研究部の活動のテーマは、「人を助ける、人の役に立ちたい」です。イベントを準備する中で能登半島地震が起きたため、被災地を支援する募金活動も行うことにしました。
当日は、応援部と軽音楽部に協力してもらい、ライブを盛り上げます。
県立広島商業高校 商業研究部顧問 空久美子 さん
「高校生が企画から資金すべて集めた。生徒たちが楽しみながら」
早朝から学校を出発して、テントなど会場の設営をします。
県立広島商業高校 商業研究部 末田倫 さん
「当日、いい感じで終われたらと思うので、がんばっていきましょう」
地域の魅力を発信するマルシェやキッチンカーも出店し、会場は一体感に包まれました。
神楽やバンド、チアといった生徒たちのパフォーマンスに加え、プロのアーティストも出演します。
リーダーの末田さんは、イベントが円滑に進むように休む暇もなく会場を動き回ります。
Mebius
「感動した。うれしかった。子どもたちの力でここまでできるって、これからの未来が楽しみ」
イベント終盤、会場は大盛り上がりです。末田さんに笑顔がこぼれます。
県立広島商業高校 商業研究部顧問 空久美子 さん
「生徒たちが思っていたようなイベントができて、本当によかった。300点です」
県立広島商業高校 商業研究部 末田倫 さん
「たいへんだったけど、何とかなんとか一日終えられて安心した気持ちでいっぱい。最初に円陣を組んだことにものすごく感動だった。チャリティパスを買ってくれる人がいて、感謝の気持ちでいっぱい。能登半島地震の義援金として、たくさんの人を助けられたらうれしい」
来場者は、約2000人。会場は、音楽と笑顔であふれました。
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