元幕内、石浦は鳥取市の出身で、平成25年の初場所で初土俵を踏みました。

小柄ながらスピードを生かした寄りや投げが持ち味で、新入幕を果たした平成28年の九州場所では10勝5敗の好成績で敢闘賞を受賞しました。

その後、首のけがなどもあり、去年6月に引退すると、間垣親方として宮城野部屋で後進の指導に当たり、ことし4月には伊勢ヶ濱部屋に移籍していました。

1日は東京・両国の国技館で断髪式に臨み、相撲関係者などおよそ300人が大いちょうにはさみを入れました。

長年ともに稽古を積んだ元横綱・白鵬の宮城野親方からは、はさみを入れてもらった際に「ありがとう」と声をかけられたということで、涙をこらえきれずに拭う場面もありました。

最後は伊勢ヶ濱親方がはさみを入れて大たぶさを落とすと、館内から大きな拍手が送られていました。

整髪を終え、スーツ姿で土俵に上がった間垣親方は「まだまだ未熟者ではありますが、力士に寄り添い、親方業を頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします」とあいさつし、決意を新たにしていました。

そして、「本当にいろんな方々に応援されて『おかげさま』ということばが浮かんだ。強い力士を育てるサポートをしていきたい」と話していました。

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