7月に始まるパリオリンピックに向けてフランス各地を巡っている聖火が、世界遺産のモンサンミシェルに登場した。
約1万人のランナーによって繋がれる聖火が5月31日、フランス北西部にある世界遺産の島モンサンミシェルに現れると、沿道からは大きな声援が響き渡った。
この日、聖火を繋いだのは宇宙飛行士や自転車レースツール・ド・フランスの元解説者たち。岩山の上に立てられた修道院の頂上でも灯された。
一日の締めくくりには、1948年のロンドンオリンピックに出場したボート競技の元選手で、7月に102歳になるロジェ・ルブランシュさんが大釜に点火した。ルブランシュさんは、この日に向けて、毎日1リットル半の水が入ったボトルを持ってトレーニングを重ねてきた。第二次世界大戦中にドイツの強制収容所で過ごした経験があり、聖火リレーを平和な希望の光と考えているという。
聖火は7月26日にパリで行われる開会式まで、フランス各地を巡る。
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