スピードスケート 高木美帆が練習公開 新シーズンへ意気込み

高木選手は、2年後の冬のオリンピックで、自身が世界記録を持つ女子1500メートルでの金メダル獲得を目指しています。

高木選手は、去年「team GOLD」と名付けたチームを立ち上げ、昨シーズンは、ワールドカップの2種目で総合優勝を果たしたほか、世界距離別選手権の1500メートルで初めて金メダルを獲得しました。

5月上旬からは北海道帯広市で秋からの新たなシーズンに向けて練習を行っていて、28日、報道陣に公開しました。

練習では、「スライドボード」と呼ばれる板の上で、体重移動を意識して滑るトレーニングを繰り返したほか、体にチューブを巻いて、カーブでの姿勢を確認していました。

報道陣の取材に対して高木選手は、5月で30歳になったことに触れ、「年齢のことを意識しすぎると、足かせになる部分もある。それでも10年前とは体も違うので、一つ一つのレースに照準を合わせられるように調整を工夫していきたい」と話していました。

高木選手は、5月30日からオランダに渡って2か月ほどトレーニングを行い、新シーズンの国内開幕戦となる10月の全日本距離別選手権に出場する予定だということです。