【埼玉-BL東京】優勝し、胴上げされるBL東京のリーチ・マイケル=国立競技場で2024年5月26日、長澤凜太郎撮影

ラグビー・リーグワン プレーオフ決勝(26日・国立競技場)

○東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)24―20埼玉ワイルドナイツ(埼玉)●

 ギリギリの攻防が最終盤まで続いた東芝ブレイブルーパス東京と埼玉ワイルドナイツの決勝。テレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)と呼ばれる映像判定にも注目が集まった。

 試合終了間際、4点を追う埼玉のバックス長田智希選手がインゴールに飛び込んだシーンでは、一度はピッチ上に歓喜の輪が広がった。

 しかしその後、トライ後のゴールキックへの準備を進める段階で審判団が集まり協議。TMOの結果、トライにつながる前のプレーでボールを前方に投げる「スローフォワード」の反則があったとして、トライは取り消された。歓声と悲鳴が交錯し騒然とした中、BL東京がピンチをしのぎきって初優勝を飾った。

 TMOはトライや選手の退場につながる微妙なプレーの確認のため実施する。決勝では計4度、TMOの機会があった。

 埼玉の坂手淳史主将は最後の場面について「皆自信を持ってプレーしていた。最後トライにならなかったが、あそこまでの形はすごくきれいだった。TMOは入ったけれど、自分たちのプレーは間違った選択はしていなかった」と振り返った。【角田直哉】

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