都市対抗野球東京都2次予選の1回戦で2番手で登板し、1回を完璧に抑えたHondaの片山皓心投手=東京都大田区の大田スタジアムで2024年5月20日、円谷美晶撮影

 第95回都市対抗野球大会の東京都2次予選が20日、大田スタジアムで開幕した。今季、南関東地区から東京地区に移ったHondaは、第1代表決定トーナメント1回戦で10―0でREVENGE99に八回コールド勝ちした。2021年のルーキーイヤーにエースとして活躍した左腕・片山皓心(ひろみ)投手は2度にわたる左肘の手術を乗り越え、4月の関東選抜リーグで約2年半ぶりとなる公式戦のマウンドに戻った。この日は都市対抗大会出場を懸けたトーナメントの開幕戦。「やっと投げられるうれしさの方が強かった」。試合後の主なコメントは次の通り。

Honda・片山皓心投手

 (1年目の都市対抗大会後に1回目の左肘の手術を受けて以来、公式戦復帰まで約2年半かかった)昨年5月にも手術をして、順調なら9カ月ぐらいで復帰できる予定でした。応援してくれる人が周りにいたので、諦めず、チームから「もうおしまい」と言われるまでは思いっきり野球をやろうと思っていました。今は痛みもないし、どんどん良くなってくる感じです。

 都市対抗の予選で登板するのは僕自身は初めてです。(エースとして活躍した)1年目は(前回大会で優勝したため)予選免除だったので。予選はみんなすごく緊張するって言ってたけど、僕は経験してないので怖さはありませんでした。やっと投げられるうれしさの方が強かったです。

 元々そんなに駆け引きできるタイプではないので、ストライクゾーンにどんどん、打ってみろというイメージで投げています。今日もそれができました。

 好きな野球で、どこも痛くなく投げられることが楽しいです。(今季目指すところは)やっぱり先発したい。どんどんイニングを重ねていきたいです。スタートは少し出遅れたけど、シーズン終わるまでけがなくやることが目標です。

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