「新型スイフト」の鍵を受け取る鍵山優真選手(右)と、スズキの鈴木俊宏社長=浜松市のスズキ歴史館で

 スズキ(浜松市)は20日、フィギュアスケート男子で2022年北京冬季オリンピック銀メダルの鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)と4月からスポンサー契約を結んだと発表した。契約期間は26年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪まで。鍵山選手は20日、浜松市内の同社を訪れ、鈴木俊宏社長に支援への感謝などを語った。

 支援のきっかけは、鍵山選手のコーチを務めるカロリナ・コストナーさんだった。コストナーさんは以前からスズキのイタリア法人とスポンサー契約を結んでおり、同社に鍵山選手の支援も提案したという。

 スズキは移動用として小型車の「新型スイフト」を提供し、鍵山選手はその広報役を担うという。鈴木社長は「スイフトも走りと技術を磨いてきた車で、彼も滑りの中で技術や優雅さを磨いてきた選手。そういう点では非常に合う」と笑顔を見せ、「世界で1、2を争う選手。世界の大舞台で活躍してもらいたい」と期待を込めた。

 鍵山選手は「いろいろな方にサポートしていただくありがたさをすごく感じている。期待に応えられるよう、自分の目標をしっかりと意識しながら一歩一歩頑張っていきたい」と意気込んだ。【玉井滉大】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。