日本体操協会は去年9月、トランポリンの指導者で当時、理事を務めていた武藤真也氏について、選手に対して人格を否定するような暴言を吐いたなどとして、コーチ資格を6か月停止する処分を決めました。

これに対して、武藤氏は理事を辞任する一方、事実認定の一部に不備があったなどとして、日本スポーツ仲裁機構に仲裁を申し立てました。

機構が仲裁にあたった結果、日本体操協会は20日までに、コーチ資格の停止処分を取り消したと発表しました。

日本体操協会は「実質的な制裁を受けていることに鑑み、今回は処分を行わないことした。今後、懲戒処分の手続きの運用改善に努めたい」とコメントしています。

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