取材に応じる柔道女子48キロ級の角田夏実=東京都小金井市

 柔道女子48キロ級でパリ五輪代表内定の角田夏実が20日、東京都小金井市にある母校の東京学芸大で報道陣に練習を公開し「後輩たちが稽古する姿を見ると気持ちを盛り上げられる。結果で恩返ししたい」と意気込みを語った。  31歳の角田は大学時代に関節技を磨き、後に台頭する土台を築いた。今も週に1、2度は道場を訪れるという。この日は痛めている右膝の状態を考慮して軽めの内容だったが、気の置けない仲間と汗を流し「やっぱり柔道は楽しいと思える」と話した。  19日開幕の世界選手権は五輪への調整を優先して出場回避。ギアを上げてきた海外勢に注目し「相手の対策、研究もしていきたい」と気を引き締めた。


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