「ギャンブルの無い生活は本当に考えられなくて無自覚に依存症化が始まっていた」
自らの体験を語るのはギャンブル依存症を治療中の男性です。
19日に長野市でNPO法人「全国ギャンブル依存症家族の会」などが開いたセミナーで講演しました。
セミナーはギャンブル依存症への正しい理解を深めてもらい、行政や医療機関の支援があることを知ってもらうのが目的で、家族など約30人が参加しました。
講演した男性は18歳の頃にパチンコにはまり、家族を持ってからもお金に困って娘を好きな習い事に通わせることが出来ないこともあったなどと述べました。
ギャンブル依存症と診断され、現在は入院して治療を受けているということです。
「治療のほかに自助グループとの関係が持てたことが大きかった。これからも依存症と向き合いながら新たな人生を一歩踏み出したい」
長野県立こころの医療センター駒ヶ根病院の精神保健福祉士は...:
「薬物とアルコール、ギャンブルの依存症は同じ脳の病気と考えられます。依存症は全て脳の障害であり自己責任などではありません。非難されるとより症状が進む恐れがあり、きちんとした対策や支援が必要です」
「家族の会」では当事者や家族を「孤立しない・させない」ための支援を求めています。
また、簡単に始められるオンラインカジノなどは依存症の入口になるとして規制する法律の制定などを求めています。
【支援についての相談先】
「NPO法人全国ギャンブル依存症家族の会」
090-1404-3327
「公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会」
相談専用ダイヤル
070-4501-9625
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