国立競技場で開かれた大会では男女合わせて15種目が行われ、このうち、女子やり投げには、去年の世界選手権で金メダルを獲得して、パリオリンピックの代表に内定している北口選手が出場しました。

北口選手は、5回目を終えて2番手でしたが、最後の6回目の投てきで63メートル45センチの好記録をマークして、去年の世界選手権で銀メダルを獲得したコロンビアの選手を逆転で破り優勝しました。

北口榛花「持ち味の柔軟性を生かせた」

今シーズン3連勝と好調を維持している女子やり投げの北口榛花選手は「この2週間は、コンディショニングを重視して過ごしてきて、本来の自分の柔軟な体に近づいてきている感じがする。もう少し早い段階で63メートルを投げられたらよかったが、まだ余力が残っている状態でしっかり勝てたのがよかった」と試合を振り返りました。
そのうえで「最後の2回の投てきは持ち味の柔軟性を生かして、比較的やりを高く上げられた。もう少し早い段階で記録を出したいし、助走のスピードも上げたいと思っているが、そこはこれから調整が必要だ。まだ、この記録ではパリオリンピックの金メダルには届かないと思うので、残りの期間しっかり準備してメダルをとって帰れるようにしたい」と話していました。

男子400mハードル 豊田兼が優勝

男子400メートルハードルでは21歳の大学生、豊田兼選手が自己ベストを更新し、パリオリンピックの参加標準記録も切る48秒36の好タイムで優勝しました。

男子100m サニブラウン 7位 両足つるアクシデント

男子100メートルでは去年の世界選手権で6位に入賞し、10秒00を切ればパリオリンピック代表に内定するサニブラウン アブデル・ハキーム選手が予選で10秒07をマークしました。

しかし、決勝では両足がつるアクシデントがあって7位に終わり、優勝は10秒21のタイムをマークした20歳の柳田大輝選手でした。

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