開幕まで3か月に迫ったパリパラリンピックの前哨戦となるパラ陸上の世界選手権は、17日から9日間、神戸市のユニバー記念競技場で行われ、およそ100の国と地域から1000人余りの選手たちが参加します。

日本からは66人の選手が出場する予定で、日本パラ陸上競技連盟の選考基準に基づいて、去年の世界選手権で4位以内に入ってパリパラリンピックの代表内定を確実にしている選手を除いて、今大会で2位以内に入った選手が内定を確実にします。

初日の17日は開会式や競技が行われ、このうち男子5000メートル視覚障害のクラスには、唐澤剣也選手と和田伸也選手が出場します。

ともに東京パラリンピックでメダルを獲得した実力者で、唐澤選手は、去年の世界選手権のこの種目で金メダルを獲得し、連覇を目指します。

また、大会にはパリ大会で金メダルが期待される視覚障害のクラスの25歳、福永凌太選手のほか、去年の世界選手権でベルギーの新星、マクシム・カラバン選手に敗れた佐藤友祈選手が王座奪還を目指して、男子400メートル車いすのクラスの決勝に出場します。

日本選手が世界の強豪を相手にどのような戦いを見せてくれるのか注目されます。

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