大相撲夏場所5日目 大関 琴櫻4連勝 結びの一番で翔猿を退ける

夏場所は序盤戦最後の5日目を迎え、大関 琴櫻は結びの一番で翔猿と対戦しました。

立ち合いで低く当たってきた翔猿に対し、琴櫻は肩越しにまわしを取ると、さらに体を引きつけ、最後は力強く寄り倒して2日目から4連勝としました。

また、1敗の新小結 大の里はここまで3敗と苦しむ大関 霧島と対戦しました。

大の里は立ち合いで霧島に前まわしを許したものの、右の下手を取ると前に圧力をかけて攻めました。

物言いはつきましたが軍配どおり大の里が「寄り倒し」で勝ちました。

大関 豊昇龍は平幕の豪ノ山を相手に一気に寄り切って3勝目を挙げました。

夏場所は序盤の5日間を終え、三役以上の力士では勝ちっぱなしはおらず1敗で琴櫻と大の里が並んでいます。

一方、平幕では宇良、御嶽海、宝富士の3人が初日から5連勝としています。

▽十両の大奄美に宝富士は宝富士が「寄り切り」で初日から5連勝としました。

▽剣翔に狼雅は狼雅が「寄り切り」。

▽竜電に友風は竜電が「寄り切り」。
友風は初日から5連敗となりました。

▽新入幕の時疾風に美ノ海は時疾風が「寄り切り」で幕内で初白星です。

▽水戸龍に新入幕の欧勝馬は欧勝馬が「寄り切り」。

▽錦富士に北勝富士は北勝富士が「押し出し」。

▽湘南乃海に一山本は一山本が「押し出し」。

▽佐田の海に正代は佐田の海が「寄り切り」で勝ちました。

▽金峰山に琴勝峰は琴勝峰が「押し出し」。

▽隆の勝に玉鷲は隆の勝が「突き落とし」で今場所、初白星です。

▽御嶽海に明生は御嶽海が「寄り切り」で連勝を5に伸ばしました。

▽阿武咲に翠富士は阿武咲が「押し出し」。

▽錦木に宇良は宇良が「肩透かし」で5連勝。

▽平戸海に王鵬は王鵬が「押し出し」で今場所、初白星です。

▽大栄翔に阿炎は大栄翔が「突き出し」。

▽若元春に熱海富士は若元春が「上手投げ」。

▽大関 豊昇龍に豪ノ山は豊昇龍が「寄り切り」で勝って3勝2敗、白星先行です。

▽大の里に角番の大関 霧島は物言いがつきましたが、軍配どおり大の里が「寄り倒し」で勝ちました。
霧島は序盤戦を終えて1勝4敗です。

▽翔猿に大関 琴櫻は琴櫻が「寄り倒し」で2日目から4連勝としました。

4連勝とした大関 琴櫻は「慌てずに取れた。勝ち越しでもないので、変わらずにやるだけだ」と淡々と話していました。

大関 霧島を破った新小結の大の里は「相手に先手を取られて、内容はよくないが、勝ちに結び付いてよかった」と話していました。

新三役で迎えた場所で序盤戦を4勝1敗で終えたことについては「初日から相手が強いし、格上なので、序盤戦が鍵だと思っていた。体は動いてると思う」と振り返りました。

敗れた霧島は「自分らしい相撲を取れていないが、なかなか戻らない。逃げずに自分の相撲を取っていく」と話し、大の里については「強かった。攻めが止まらなかった」と評価していました。

大関 豊昇龍は平幕の豪ノ山に勝って3勝目を挙げ、今場所初めての白星先行となり、「毎場所同じようにいい感じだ。このまま頑張っていきたい」と力強く話していました。

敗れた豪ノ山は「全然だめだった。まだまだ弱い」と話していました。