12月22日、京都市で行われた全国高校駅伝に、男女ともに倉敷が出場し、冬の都大路を駆け抜けました。

5人で21.0975キロを走る女子は6年ぶり2回目、岡山県代表として初めて倉敷が出場しました。

2024年から地区代表枠が常設となり、男女ともに毎年58校で争います。倉敷は1区に1年の藤田莉沙を起用。「力のある選手が集まる1区で背負わなくて良い」と送り出された1年生が、先頭集団に遅れながらも37位と踏ん張ります。

その後、2区の2年、南條愛歩が7人抜きし、30位に浮上します。3区はケニア出身の2年、ジャネット・ジェプコエチ。区間7位の走りを見せて、怒とうの13人抜きで順位を17位に押し上げます。

「現状の力からすると、よく頑張った」とメンバーを称えた井口コーチ。今大会は、3年生1人と、若いメンバーで臨みましたが、1時間10分49秒の16位でフィニッシュしました。

(倉敷3年 押目悠理乃選手)
「20位は切って10何位で帰ってくることが目標だったので、目標は達成できたと思っています」

7人で42.195キロを走る男子は2022年に優勝、23年は準優勝の倉敷が出場しました。

倉敷は最長区間の1区に2年、首藤海翔を起用。2023年の準優勝メンバーの1人でもある首藤は5位の快走を見せてたすきをつなぎます。

(倉敷2年 首藤海翔選手)
「個人としては1区という立場で、区間1ケタで良い流れで渡すことができたのはとても良かったかなとは思います」

今大会から外国人留学生の起用が3キロ区間のみに制限される中、倉敷は10位台に順位を落としながらも、最後まで入賞争いを繰り広げます。

「最低でも入賞したかった思いはあるが、力が足りない中でも選手はよく踏ん張って走ってくれた」と中元監督。倉敷は、2時間5分26秒の10位でフィニッシュし、10年連続の入賞は逃しました。

(倉敷3年 大倉凰來(おおら)主将)
「自分の代で入賞を逃してしまったのは本当に悔しいんですけど、そんなに速くないと言われている中、1・2年生はしっかり走ってくれたので、来年につなげる走りをしてくれたと思っています」

一方、香川は、女子の高松工芸が1時間17分23秒で56位。男子の小豆島中央が2時間12分55秒で55位となっています。

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