米大リーグのオリオールズは16日、プロ野球巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使した菅野智之投手(35)と1年契約で合意したと発表した。 オリオールズは2年連続でプレーオフに進出している強豪だが、菅野には先発投手の一角として期待が懸かる。今季15勝を挙げたエースのバーンズがフリーエージェント(FA)となり去就が未定。先発枠入りが確実なのは、今季13勝のロドリゲスら3人で要員が足りていなかった。 大リーグ公式サイトは2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の菅野がメジャー選手ぞろいだった米国との準決勝に先発し6回1失点(自責点0)だったと紹介。ローテーションの4番目の先発と位置づけた。 打線は強力で、今季のチーム235本塁打は30球団中2位を誇り、援護は見込める。 1983年以来のワールドシリーズ制覇を目指す戦い。同じア・リーグ東地区のヤンキースには22年にリーグ新記録の62本塁打を放ったジャッジ、レッドソックスには吉田正尚外野手がおり、楽しみな対戦も多く見られそうだ。(共同)
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