26歳のソト選手は今シーズン、ヤンキースで打率2割8分8厘、ホームラン41本、109打点をマークして、チームのワールドシリーズ進出に貢献しました。
シーズン終了後にFA=フリーエージェントとなり、このオフの移籍市場で最大の注目となっていましたが、15年総額7億6500万ドル、日本円でおよそ1170億円でメッツへの移籍が決まり、去年、大谷翔平選手が結んだ10年総額7億ドルの契約を超えて、プロスポーツ史上最高額となりました。
ソト選手は12日、メッツの本拠地、ニューヨークのシティ・フィールドで入団会見に臨み「ここにいられてうれしいし、興奮している。これから前に進んでいくことが、なによりも楽しみだ」と喜びを語りました。
そのうえで「メッツが勝利を重ねるチームを作り上げるために努力していることは、私の決断に大きく関わっている。彼らが優勝にどれだけ飢えているかということが、間違いなく私の心を開いた」と移籍の決断の理由について積極的な補強を続けるメッツの姿勢を挙げました。
千賀滉大投手も所属するメッツは、今シーズン、リーグ優勝決定シリーズに進出したものの、ドジャースに敗れていました。
ニューヨーク出身の投資家、スティーブン・コーエン氏が2020年に球団を買収してオーナーとなって以降、豊富な資金力を生かして補強を進めていて、1986年以来、遠ざかっているワールドシリーズ制覇へ向け、スター選手の獲得がチームにどのような影響を与えるか注目されます。
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