8日、J1リーグ最終節を終えたサガン鳥栖。シーズン途中での監督交代劇やJ2降格決定、様々な出来事があった今シーズンですが、選手やサポーターは来シーズンのJ1復帰を見据えています。

J113年目のシーズンは、3年目となった川井健太監督が新加入選手13人を含む33人と共にスタートしました。

【川野アナウンサー】
「長沼から入れてマルセロヒアンを狙ったボール、福田晃斗!あっという間の先制点、!前半5分!サガン鳥栖2024オープニングゴール6番福田晃斗です!」

しかしその後2失点。黒星スタート。

今季初勝利は第2節ヒアン・アラウージョ・原田のゴールなどで4対0の圧勝。しかしその後5敗1分けと6試合勝利無し。シーズン序盤ながら降格がちらつくホーム鹿島アントラーズ戦。

【川野アナウンサー】
「さて横山、駅前不動産スタジアム大きな歓声、横山、横山の突破、横山のマイナスでマルセロヒアンだ!追撃の3点目ブラジリアン今日2ゴールマルセロヒアンです。ヒアンのチャンス折り返した、福田晃斗!ここで試合終了のホイッスル4対2!サガン鳥栖、長いトンネルを抜けました。ホームで連敗ストップ7試合ぶりの白星です」

7試合ぶりの勝利で勢いづきたいサガンでしたが、25試合を終え20チーム中19位。夏には昨シーズン10得点の長沼やここまで4アシストの手塚・菊地などチームの主力が相次いで移籍。そして8月9日、川井健太監督の契約解除を発表。事実上の成績不振による解任です。後任には元サガン鳥栖選手の木谷公亮さんが選ばれました。

【サポーター】
「(川井監督も)ここまでチームを支えてくれたんで、これからは新監督がこのチームを支えていってほしいと思います」

先制を許すもヒアンのPKで同点に。木谷監督初陣は引き分けに。

【木谷公亮監督】
「戦うところ。走るところ。それはどんな戦術であってもベースだと思っています。今日これだけのお客さんがスタジアムに足を運んでくれる中でその方々をどれくらい味方にして、巻き込んで、一緒に戦えるかと」

監督交代で残留へ望みをつなぎたいサガン鳥栖でしたが、交代から8試合勝利無し。負けると他のチームの結果でJ2降格が決まる可能性があるアウェー京都戦。人数優位になるもカウンターから失点痛恨の敗戦となりました。

【木谷公亮監督】
「この状況でもブーイングとかではなくて、変わらずにずっと声援を送り続けていただいた中でこういう結果を招いてしまったのは非常に申し訳ないなと思います。これだけ結果を出せていないので他会場どうこうというのも関係しますけど、我々が、私が起こした結果かなと思います」

試合終了から1時間後、他チームの結果からJ2降格が決定…

【藤田直之選手】
「J1に長くいたそういうところを一つ終わらせてしまったという責任感というのはすごく感じています」
【木谷公亮監督】
「この状況ですけど今まで以上の気持ちで練習に取り組まないと、決して勝てないと思うので、そういうところはしっかりとやっていきたいと思います」

【サガン・ドリームス 小柳智之代表取締役】
「選手と現場と、会社としての何か一つ噛みあってなかったんじゃないかと、もっと会社としてやれることがあったんじゃないかと感じてます」

木谷監督初勝利にサポーターも笑顔

【サポーター】
「最高です!」
「本当によかったです。涙出てきましたもん2点目入った時」
「J1にすぐ戻って来てほしいつもりでまた熱い応援を届けたいと思います」

富樫・ヒアンの得点でリード。後半20分には現役引退を表明している藤田・岡本選手が出場。

【サガン・ドリームス 小柳智之代表取締役】
「来年、明確なビジョンを持ってまた1年しっかりとした思いを持ってやっていきたいと思って降りますので、どうか、変わらぬご支援そして熱いご声援をよろしくお願いいたします」

【木谷公亮監督】
「もちろん降格という事実が変わるわけではないので、本当に申し訳ない気持ち。ただ今はもしかしたらそれ以上に皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。1年間ありがとうございました。」

【藤田直之選手】
「このユニフォームが名残惜しくてまだ着てます。スパイクも履いてます。何年後になるかわかりませんが自分がこのチームの監督として戦っている姿、それを想像した時にワクワクする自分がいました。指導者としてまた皆さんの前に戻ってきたいと思いますし、このサガン鳥栖をまた強いより魅力あるチームにしたいと思います」

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