1年2か月後のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックのプレシーズンとなる今シーズン、フィギュアスケートのグランプリファイナルは5日、フランスのグルノーブルで開幕しました。

女子シングルは、出場した6人の選手のうち日本選手が過去最多の5人を占めました。

前半のショートプログラムで、19歳で初出場の千葉選手は冒頭の3回転のルッツとトーループの連続ジャンプを滑らかに着氷し、続くダブルアクセルもリズムよく決めました。

後半の3回転フリップは回転不足となりましたが、3つのスピンではすべて最高評価の「レベルフォー」を獲得しました。

千葉選手は69.33の得点で、日本選手トップの2位でスタートしました。

首位のアメリカ、アンバー・グレン選手との差は0.71です。

大会連覇を目指す坂本花織選手は得点源となる後半の3回転の連続ジャンプで転倒するなど精彩を欠き、63.98の4位で苦しいスタートとなりました。

このほか、吉田陽菜選手が3位、松生理乃選手が5位、樋口新葉選手は6位でした。

女子シングル後半のフリーは7日に行われます。

ジュニアGPファイナル 島田麻央トップに 史上初3連覇なるか

フィギュアスケートのグランプリファイナルに先立って同じ会場で開幕したジュニアのグランプリファイナルのうち、女子シングル前半のショートプログラムでは16歳の島田麻央選手がトップに立ちました。

島田選手はすべてのジャンプを着氷したほか、スピンとステップもすべて最高評価の「レベルフォー」でそろえて73.72の高得点をマークしトップに立ちました。

今大会で優勝すればジュニアのグランプリファイナルで史上初の3連覇となります。

2位は67.77で15歳の和田薫子選手、3位は67.26で16歳の中井亜美選手が続き、出場した6人中、日本の3人の選手が1位から3位となっています。

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