◆優勝直後に大急ぎで貼り替え「サプライズ」
DeNAが日本一を決めた直後に貼り出されたポスター=11月3日夜、横浜スタジアム(太田博泰撮影)
パ・リーグ王者のソフトバンクに快勝し、熱戦に終止符が打たれた3日、横浜スタジアム。歓喜のセレモニーを見届けた大勢のファンたちが通路やエントランスで、あるものを熱心に写真に収めていた。カメラの先には、三浦監督と選手20人の一人一人にキャッチコピーが添えられた、日本一を祝うポスター。球場内のほかに最寄り駅などでも、シリーズを盛り上げるポスターが貼られていた場所に、試合終了の瞬間からスタッフが大急ぎで貼り替えた。最高潮に達した熱気を逃さない、球団からのサプライズだった。DeNAが日本一を決めた直後、貼り出されたポスターを撮影するファンたち==11月3日夜、横浜スタジアム(太田博泰撮影)
「DeNAの広告戦略は『ファンと一緒に』という意識が人一倍強い」と語るのは、ポスターのビジュアルを手がけたクリエーティブエージェンシー「TUGBOAT DESIGN(タグボートデザイン)」のクリエーティブディレクター、加藤建吾さん(52)。DeNAが球団の親会社になった2012年から、ユニホームデザインなどさまざまなクリエーティブを手がけてきた。同社のアートディレクター今井徹さん(40)に加え、2017年からは長年のベイスターズファンだったフリーのコピーライター赤城廣治さん(58)にも声をかけ、3人で数々の球団広告の仕事に携わってきた。◆「1%でも…」可能性を信じ、準備を続けた
OBと現役選手がチームを組んで試合をした2017年のイベントでは、選手カード風のビジュアルを全員分作成。グッズ化もして「推し活」さながらの人気を博し、新規ファンと名選手との架け橋に、そしてオールドファンに再び球場へ足を運んでもらうきっかけをつくった。DeNAの日本一広告について語る(左から)加藤建吾さんと今井徹さん、赤城廣治さん=東京都港区で(太田博泰撮影)
「新しいことをやり続けようというマインドが、球団に関わる全員に浸透している」と加藤さん。日本一広告の展開の早さも、その表れだ。チームは夏場以降に優勝争いから後退したが、...残り 692/1638 文字
「東京新聞デジタル」スタート
この記事は会員限定です。
※宅配(紙)をご購読されている方は、お得な宅配プレミアムプラン(紙の購読料+300円)がオススメです。
会員登録について詳しく見る
よくある質問はこちら
記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインするカテゴリーをフォローする
-
『カテゴリーをフォロー』すると、マイページでまとめて記事を読むことができます。会員の方のみご利用いただけます。
新規登録 ログインする -
『カテゴリーをフォロー』すると、マイページでまとめて記事を読むことができます。会員の方のみご利用いただけます。
新規登録 ログインする
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。