若元春との三番稽古で汗を流す若隆景(左から2人目)
大相撲九州場所(10日初日・福岡国際センター)に東前頭2枚目で臨む若隆景が9日、福岡県須恵町の荒汐部屋宿舎で最終調整した。成績次第で三役復帰を狙える番付に、「集中して自分らしい相撲を取りたい」と意気込んだ。 この日は、本場所で着用する青い締め込み姿で稽古に参加。基礎運動の後、場所前日としては珍しく兄の小結若元春と三番稽古で汗を流した。鋭い立ち合いから一気の馬力を見せるなど計7番取って5勝2敗だった。◆古傷の右膝は不安材料だが…
昨年手術した右膝の炎症で、10月の秋巡業を途中離脱した。九州入り後に本格的な稽古を再開。順調な調整ぶりがうかがえ、本人も「徐々に体が動いてきた」と手応えをにじませる。 右膝の故障から復帰したのは昨年の九州場所。1年前は東幕下6枚目で、今場所は上位総当たりの番付で迎える。「久々の上位。しっかり気を引き締めて準備していく」といつも以上に気合が入っている。(丸山耀平) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。