陸上男子35キロ競歩の日本選手権は、2025年9月に東京で行われる世界選手権の代表選考を兼ねて、山形県高畠町で行われました。
レースは1周1キロのコースを35周して争われ、東京、パリと2大会連続でオリンピックに出場している26歳の川野選手は、30キロ手前から抜け出し、その後も速いペースを保ち、2時間21分47秒で優勝しました。
35キロ競歩は、従来の50キロに代わる歴史の浅い種目で、世界陸上競技連盟はこの種目について、2023年1月以降の公認大会で2時間22分0秒を切った場合、世界記録と認定するとしていて、川野選手が初めて突破しました。
また、今回の記録は、日本陸上競技連盟が設定した来年の世界選手権への派遣設定記録も満たし、川野選手は、3大会連続となる世界選手権の代表に内定しました。
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