エスコートキッズに贈るコラボTシャツを披露するフタバ食品の斎藤貞大社長(左)と栃木SCの橋本大輔社長=栃木県庁で2024年4月26日(栃木SC提供)

 氷菓「SACRE(サクレ)」で知られるフタバ食品(宇都宮市)とサッカーJ2・栃木SCが、地域貢献のための共同プロジェクトをスタートさせた。持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえ「SDGsサステナプロジェクト」と題し、地域の健康づくりに寄与することを最終目標に、学校でのサッカー教室開催などを通じて子どもたちがスポーツに親しむ機会を増やすとしている。【藤田祐子】

 栃木県庁で開かれた記者発表会で、フタバ食品の斎藤貞大社長は「息子も孫もサッカーをしていて、観戦に行くと盛り上がりも大きく、サッカーという競技の影響力を実感する。子ども時代にプロサッカー選手と直接触れ合う感動は大きい。一緒にできることに感謝している」とプロジェクトへの期待を表明。栃木SCの橋本大輔社長も「自分自身小さい頃からサクレを食べていた。欧州のクラブのように50年、100年と継続するために教えをいただいている。地元の企業と連携して、郷土愛を育むきっかけとなりたい」と喜んだ。

 プロジェクトでは、栃木SCの試合開始前に選手と手をつないで入場するエスコートキッズに、フタバ食品がコラボTシャツを提供する。今季のホームゲーム13試合が対象。また、栃木SCが拠点の宇都宮市や地域支援パートナーの8市町の学校でサッカー教室を実施する際、小学校にフタバ食品がサッカーボールを贈呈し、継続してサッカーを楽しむ環境を支援する。栃木SCのマスコットキャラクター「トッキー」がアイスの栄養素などを紹介する食育プリントも配布する。

 フタバ食品とプロスポーツチームの共同プロジェクトは、バスケットボール男子・Bリーグ1部(B1)の宇都宮ブレックスに続き2事業目。栃木SCは、企業や団体からSDGsパートナーを募り、各種累計で年間340回の地域貢献活動をしている。

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