高校野球の秋季近畿大会は21日、ほっともっとフィールド神戸で1回戦2試合があった。天理(奈良1位)は5―1で和歌山東(和歌山2位)に勝利し、26年ぶり出場の大阪学院大高(大阪3位)は初出場の北稜(京都3位)に1―0で競り勝って準々決勝に進出した。
26日は滋賀学園(滋賀1位)―大阪桐蔭(大阪2位)、智弁和歌山(和歌山1位)―神戸学院大付(兵庫2位)の1回戦と、滋賀短大付(滋賀2位)―天理の準々決勝がある。
秋季大会の結果は来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。近畿地区の一般選考枠は6。【長宗拓弥】
天理・藤原忠理監督
<走力を生かした攻撃が機能した>
試合前のノックで、初戦からなのか選手たちに硬さが見えた。じっくり打つというよりも、動いた方が良いと思った。
<安定した試合運びを見せた>
我々は守り勝つチームを目指し、チーム作りをしてきた。バッテリーが落ち着いて相手を見ながら投げていたので、守備は「大丈夫だな」と思って見ていた。
<先発の下坊大陸投手が好投した>
変化球のキレが良かった。スピードは一冬越えればまだ伸びてくると思う。経験の浅い投手だが、ポテンシャルは高い。足も速いし、打撃にも力がある。あとは経験を積ませながら、ピッチングを教えていくところですね。
<次戦は履正社を破って勢いに乗る滋賀短大付が相手>
強打の履正社さんに対して戦ったように、ロースコアの戦い方が確立されているなと感じた。相手のペースにはまらないようにミーティングしたい。
天理・下坊大陸投手
<九回途中まで1失点の好投>
打線は近畿大会初戦で緊張があったと思うので2点を先制してから、守り勝つことを意識して切り替えた。守りやすい良いテンポで投げられたと思う。
<球の切れが良く、打たせて取った>
そんなに球速が出るタイプではないので、どうやって変化球を使って打たせて取るかが大事だと思う。元々外野手だったが、3月に投手に転向した。きょうは直球の最速を1キロ更新する141キロが出た。
<二回には先制点につながる盗塁を決めた>
相手投手は変化球のショートバウンドが多いという情報が事前にあった。相手の情報をしっかり生かすことができた。
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