18日に行われたドジャースとメッツのリーグ優勝決定シリーズ第5戦では、ドジャースが1回に大谷選手のヒットを皮切りにノーアウト二塁三塁のチャンスを作りました。

続く3番のテオスカー・ヘルナンデス選手がショートゴロを打った場面で、三塁ランナーだった大谷選手はホームをねらわず、みずからの判断で塁にとどまりました。

試合後、ロバーツ監督はこの場面について「翔平が走らなければいけない当たりだったが、止まってしまった。言い訳はできない」などと珍しく大谷選手の判断に苦言を呈しました。

これについて19日、エベル三塁コーチがドジャースタジアムで報道陣の取材に応じ、練習中に大谷選手と話し合いの場を持ったと明かしました。

エベルコーチによりますと、大谷選手は「打球が速かったので走ればホームでアウトになると思った。仮にそうなって1アウト一塁二塁となれば次のバッターが右足首を痛めているフリーマン選手なので、ゴロになればダブルプレーのリスクが高いと判断した」などと説明したということです。

これに対しエベルコーチは、同じ場面があれば今後はスタートを切るように指導した上で、「仮にアウトになっても責任はドジャース側にあるので心配しないでいい」と伝えたということです。

大谷選手は「わかった。それでいい」と答えたということで、エベルコーチは「彼の気持ちは理解できるし、それでいいと思った。ただ、次は行くということ。コミュニケーションは良好だ」と強調していました。

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