西武は今シーズン、チーム打率が2割1分2厘とパ・リーグの歴代最低となったほか、ホームランの数も球団史上最少となるなど極度の打撃不振が大きな要因となり球団史上ワーストの91敗を喫して最下位に沈みました。
新たに西口文也新監督が就任しチームの立て直しが求められる中、野手総合コーチとして仁志氏を招へいする方針であることが関係者への取材で分かりました。
仁志氏は茨城県出身の53歳。
日本生命からドラフト2位で巨人に入団し1996年のルーキーイヤーから走攻守3拍子そろった内野手として活躍しました。
2007年からは当時の横浜に移籍して3シーズンプレーし、プロ通算1587試合出場で打率2割6分8厘、154ホームランの成績でした。
現役時代は思い切りのよいバッティングで打線を引っ張った一方、バッターに合わせて大胆に守備位置を変えるなど野球に対する深い知識には定評があり、指導者としては日本代表で12歳以下の監督や、トップチームの内野守備走塁コーチなどを歴任し、去年まではDeNAの2軍監督を務めていました。
西武は、すでに新たなヘッドコーチにソフトバンクの2軍監督やロッテのヘッドーチを務めた鳥越裕介氏が就任することを発表しています。
今シーズンはヘッドコーチ以外の首脳陣は全員が西武のOBでしたが、球団は来シーズンに向けて外部からの招へいも積極的に行い球団史上に残る低迷から抜本的な立て直しを図る形となっています。
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