大の里は2年連続でアマチュア横綱に輝くなど、学生時代の実績から幕下10枚目格付け出しとして、去年の夏場所で初土俵を踏みました。

身長1メートル90センチを超える体格を生かして前に攻める相撲を持ち味に、新入幕を果たしたことし1月の初場所からは2場所連続で11勝を挙げ、5月行われる夏場所では西の小結となり、新たに三役に昇進しました。

幕下付け出しの力士で初土俵から所要6場所で新三役となるのは平成26年の九州場所で関脇に昇進した逸ノ城の所要5場所に次いで昭和以降では2番目に早い記録です。

また、先場所、新入幕力士として110年ぶりの優勝を果たした25歳の尊富士は番付を11枚上げて東の前頭6枚目となりました。

そして、3年前に新型コロナウイルスのガイドライン違反で、6場所出場停止の処分を受けて大関から陥落し、一時は三段目まで番付を落とした朝乃山が東の小結となり、三役に返り咲きました。

このほか、先場所、小結で9勝6敗と勝ち越した阿炎が2年ぶりに関脇に復帰しました。

一方、4人の大関のうち、先場所、5勝10敗と負け越した霧島は西の大関に移り、負け越せば大関から陥落する角番で迎えます。

新入幕は2人で、4年前に「学生横綱」に輝いたモンゴル出身の欧勝馬と、27歳の時疾風です。

大相撲夏場所は、5月12日に東京・両国の国技館で初日を迎えます。

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