前人未到のホームラン50本、50盗塁の「50ー50」までホームラン残り3本、盗塁を残り2つとしている大谷選手は1番・指名打者で先発出場しプレーボール直後の1回の第1打席は低めの変化球を見逃して三振でした。
3回は2アウト三塁のチャンスで第2打席に入り、初球、相手ピッチャーがワイルドピッチし、三塁ランナーがホームにかえって1点を先制しました。
相手ピッチャーはその後もストライクが入らず、この打席はフォアボールを選びました。
ドジャースが1点リードで迎えた5回は追加点をあげて2対0とし、なおも1アウト一塁三塁の場面で、大谷選手に第3打席が回ってきました。
大谷選手はその初球を打ってショートゴロでしたが、その間に三塁ランナーがホームを踏み打点「1」をあげました。
さらに3点リードの7回は1アウト満塁のチャンスで第4打席に立ち、ここも初球を打ってセカンドゴロとなりましたが、三塁ランナーがホームを踏んで追加点につながりました。
ドジャースはこの回、打者9人で一挙6点を奪い9対0とリードを広げました。
大谷選手は9回の第5打席で空振り三振し、この試合は4打数ノーヒット、フォアボールが1つ、打点「2」をマークし、今シーズンの打点を「108」まで伸ばしてリーグトップと1打点差の2位をキープしています。
今季打点「108」日本選手歴代2位に並ぶ
大谷選手は今シーズンの打点を「108」に伸ばし、松井秀喜さんが2004年のシーズンにヤンキースで記録した日本選手歴代2位の記録に並びました。
日本選手の1つのシーズンでの最多打点は、同じく松井さんが2005年にヤンキースで記録した「116」です。
大谷選手は現在のペースだとシーズン終了時にはちょうど116打点となる計算で、19年ぶりの記録更新に期待がかかります。
一方、史上初のホームラン50本、50盗塁に期待がかかる中、ブレーブスとの4連戦ではホームラン、盗塁ともに出ず、ホームランは47本、48盗塁のままとなっています。
それでも現在のペースだとシーズン終了時にはホームラン50本、51盗塁と依然「50-50」に届く計算です。
前人未踏の偉業を達成できるのか、残りは12試合です。
山本由伸 4回無失点 チーム2連勝に貢献
一方、山本投手は右肩の炎症から復帰し、これが2試合目の先発マウンドでした。
立ち上がりからランナーを背負う苦しい展開となりましたが、要所では150キロを超える速球で三振を奪うなど無失点で切り抜けました。
3回は、ノーアウト一塁からセンターの頭上を越える長打を打たれて一塁ランナーが一気にホームを狙いましたが、味方が素早く送球をつないでホームでタッチアウトにするなど好プレーにも支えられました。
山本投手は4回を投げて無失点、球数が72球、打たれたヒットが4本、フォアボールが2つ、3つの三振を奪ってマウンドを降りました。
試合はドジャースが9対0で勝って2連勝です。
山本「1人ずつとの対戦 意識して投げた」
山本投手は、結果的には無失点に抑えながらもすべてのイニングで先頭バッターに出塁を許し、あわせて3本の長打を打たれるなど苦しいピッチングになりました。
山本投手は「ずっとピンチの投球にはなってしまったが、しっかり落ち着いて1人ずつと対戦することを意識して投げた。感覚がよかったわけではないが、守備にも助けられながらなんとか無失点で切り抜けられた」と胸をなで下ろしていました。
また、3回に長打で一気にホームを狙ったランナーをタッチアウトにしたセカンドのキケ・ヘルナンデス選手のホームへの送球には「本当に完璧なバックホームで、あれよりいい球はないくらいのすばらしいプレーだった」と感謝していました。
復帰2戦目で球数の制限もある中、3回以降はカットボールなど変化球の幅を広げていて「スプリットが4回までよくなかったので、違うボールで幅を広げられたらと思った。少し甘くなって長打というボールもたくさんあったが、原因は自分がいちばんよくわかっているので、また次の試合に向かって練習していきたい」と今後への収穫も感じている様子でした。
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