幕内でただ1人、初日から5連勝としていた大の里は6日目の13日、大関経験者で前頭4枚目の正代と初めて対戦しました。
大の里は、今場所、ここまで好調の正代を相手に立ち合いで突き放したあと、右を差してから左でおっつけて一気に前に出て圧倒し6連勝としました。
一方、12日今場所の初黒星を喫した大関 琴櫻は大関経験者で前頭3枚目の御嶽海と対戦しました。
琴櫻は、立ち合いで右を差して下手を取ったあと、左上手も引いて十分な体勢を作って寄り切って、5勝目をあげ連敗はしませんでした。
また、12日、琴櫻を破った平幕の王鵬が大関 豊昇龍を破って、2日続けて大関から白星をあげ、3勝3敗としました。
一方、豊昇龍は4敗目を喫しました。
このほか上位陣では、1敗の関脇 霧島が翔猿に勝って、5勝目をあげました。
中入り後の勝敗
▽新入幕の白熊に竜電は、竜電が「寄り切り」。
▽新入幕の阿武剋に北の若は、阿武剋が「寄り切り」。
▽錦木に錦富士は、行司軍配差し違えで錦木が「押し出し」で勝ちました。
▽高安に武将山は、高安が「引き落とし」。
▽金峰山に宝富士は、金峰山が「押し出し」。
▽輝に北勝富士は、北勝富士が「突き落とし」。
▽欧勝馬に玉鷲は、欧勝馬が「はたき込み」。
▽佐田の海に遠藤は、遠藤が「寄り切り」で勝ちました。
▽翠富士に狼雅は、狼雅が「寄り切り」。
▽美ノ海に一山本は、美ノ海が「押し出し」で勝ちました。
▽豪ノ山に宇良は、宇良が「はたき込み」。
▽湘南乃海に明生は、湘南乃海が「浴びせ倒し」で初勝利です。
▽琴勝峰に若隆景は、琴勝峰が「押し出し」。
▽熱海富士に隆の勝は、隆の勝が「引き落とし」。
▽平戸海に大栄翔は、大栄翔が「突き出し」。
▽大の里に正代は、大の里が「押し出し」で初日から土つかずの6連勝です。
▽若元春に阿炎は、若元春が「送り出し」。
▽翔猿に霧島は、霧島が「送り出し」で1敗を守りました。
▽御嶽海に大関 琴櫻は、琴櫻が「寄り切り」で勝って5勝1敗、連敗はしませんでした。
▽大関 豊昇龍に王鵬は、王鵬が「すくい投げ」で大関に勝ちました。
豊昇龍は2勝4敗となりました。
力士の談話
幕内でただ1人、初日から6連勝とした関脇 大の里は「気にしていない。1日一番、あしたの相手に集中するだけだ」と淡々と話していました。
大関 琴櫻は大関経験者の御嶽海に勝って連敗はせず、「落ち着いて取ろうと思っていた。これを続けていきたい」と落ち着いて話していました。
もう1人の大関 豊昇龍は同じ学年の王鵬に敗れて「考えに体がついていかない。自信がなくなってるのかな。あしたこそ切り替えていきたい」と話していました。
勝った王鵬は2日連続で大関を破り、「結びの一番でみっともない相撲は取れないと思っているが、いい相撲が取れた。結びで2日連続はすごく運がいい」と話していました。
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