パリ・パラリンピック陸上の「視覚障害・男子100メートル」のクラスで、初出場で銅メダルを獲得した福井市出身の川上秀太選手が13日、母校であり現在も一緒に練習に励む福井工大陸上競技部に、五輪の成果を報告しました。

報告会は、川上選手がいつも練習を行う福井市の陸上競技場サブグランドで行われました。大きな拍手で迎えられた川上選手は、母校で現在も共に練習に励む福井工大陸上競技部の監督と部員約40人を前に、銅メダル獲得を報告しました。
 
川上選手は「皆さんも1つ1つの大会で掲げている目標に向かい、少しずつでも気持ちを切り替えながら準備を進めていくといいと思う。銅メダルを獲得できたのは皆さんと普段から練習をしているおかげです。ありがとうございます」と話しました。
 
福井工大と川上選手が働くアスピカは、2023年からパリ五輪でのメダル獲得に向けた協力協定を結んでいて、川上選手は仕事後に陸上部の内藤景監督から指導を受けていました。
 
報告に対して内藤監督は「家族、企業、一緒に練習をするみんなも含めて、福井県のいろんな人達の力を集結して取れたメダル」と話しました。

内藤監督は引き続き川上選手の指導にあたるということです。川上選手は、すでに練習を再開していて、4年後のロスパラリンピックで金メダルを目指します。

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