宮崎市を中心に活動するテコンドーの道場があります。道場生たちは、それぞれの目標にむかって、楽しく真剣に練習に取り組んでいます。
テコンドー宮崎道場は創設26年。5歳から50代まで15人が週4回の練習に汗を流しています。
指導するのは、日本国際テコンドー協会師範の寺田宗史4段です。
(寺田宗史師範)
「幅広い年齢層で、一緒に楽しくそれぞれのレベルに合わせて練習をしている。まずは楽しんでテコンドーを好きになってもらうことが一番大事。自分から積極的に練習に取り組むことを目標にやっている」
(小学3年の道場生)
「強くなれるところが楽しい。テコンドーのチャンピオンになりたい」
(大学4年生の道場生)
「武道が好きで、大学の部活で少林寺拳法をやっていたけど、もうひとつ始めてみようと思ってテコンドーを始めた。長く続けられたらいいと思っています」
(中学2年生の道場生)
「技が決まったときに、「よっしゃ」と思う。もっとかっこよく蹴ったりできる選手になりたい」
テコンドーには、型と組手があり、型は相手を想定しながら受けや攻撃などの動作を演じます。
組手は、迫力ある蹴り技を繰り出す試合展開が醍醐味。「足のボクシング」とも呼ばれています。
その組手で日本一に輝いたのが、宮崎西中学校2年の寺田武玄選手です。寺田選手は、7月に開催された全日本ジュニア選手権・14歳以下55キロ以上の部で頂点に立ちました。
(寺田武玄選手)
「これまでの大会では緊張していたけど、今年の大会はあまり緊張しなかったので勝てたと思う」
寺田選手は、大会前に県外の強豪選手と稽古を積み、レベルアップを図りました。
(寺田宗史師範)
「極端に強い選手と稽古をしていたので、全日本大会の相手でも全然臆することなく戦えたと思う」
寺田選手が得意とするのは横蹴り。大会では、この得意技を軸にポイントを重ねました。
(寺田武玄選手)
「大会でいつも金メダルが取れるようなすごい選手になりたい」
それぞれの目標に向かって稽古に励むテコンドー宮崎道場。寺田師範が門下生に望むことは…。
(寺田宗史師範)
「テコンドーを続けてもらって、世界大会などのトップを狙える選手になってもらいたいというのもあるけど、テコンドーを途中でやめたとしてもテコンドーをやっててよかったと思えるような体づくりがしっかりできればと思っている」
寺田師範は、テコンドーの魅力を多くの人に知ってもらって、テコンドー界を盛り上げていきたいと話していました。
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