【JR九州-日産自動車九州】二回表JR九州2死二塁、山脇彰太(左)が適時二塁打を放つ=大分県佐伯市の佐伯中央病院スタジアムで2024年9月12日午後1時23分、藤田健志撮影

 第49回社会人野球日本選手権九州地区予選が12日開幕し、大分市の別大興産スタジアムと大分県佐伯市の佐伯中央病院スタジアムで1回戦5試合があった。

 JR九州は4―2で今季15年ぶりに復活した日産自動車九州との接戦を制した。新海屋は6―1で宮崎梅田学園に快勝し、予選初勝利。日本製鉄九州大分は3―0で予選初出場となったエーアールライノスに零封勝ちした。今季限りで活動休止となる大福ロジスティクスは5―0で沖データコンピュータ教育学院を降し、エナジックは7―2で熊本ゴールデンラークスに勝利した。敗れた5チームは予選敗退が決まった。

 13日は両スタジアムで2回戦計4試合がある。【藤田健志】

大福ロジスティクス・藤本浩二監督

 (完封した原佳大は)球数が少なかった。今年に入ってストライクが先行できるようになって成長した。五回の比留木(宙大)の本塁打で打線は勢いがついた。

 7月に(今季限りで活動休止という)会社の決定があった。選手の動揺もあったが、脱落する選手は一人もいなかった。このメンバーで代表権を得て、京セラドーム大阪に行こうと話している。

日産自動車九州・植山文彦監督

 (四回のセーフティースクイズは)1点取れば流れが変わると思った。2点目も取れたが、五~七回が3人ずつで終わって仕掛けることができなかった。

 精神的柱というかチームの核となる選手がまだいない。絶対的エースなどがまだ出てきていないので、この冬で育成していきたい。

JR九州・山脇彰太選手

 (先頭打者本塁打は)打った瞬間にいったと思った。去年は夏以降に試合に出ていなくて体の使い方が全然ダメだった。今年はタイミングの取り方で余裕が持てるようになった。

 (2年ぶりの日本選手権出場に)チームとして失うものは何もない。バント練習や守備の送球でも、チーム全体でこだわってやってきて、一体感は生まれてきている。

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