【鷺宮製作所-東京ガス】日本選手権への出場を決め喜ぶ東京ガスの選手たち=東京・大田スタジアムで2024年9月11日、渡部直樹撮影

 第49回社会人野球日本選手権の関東地区予選は11日、東京・大田スタジアムで代表決定戦があり、東京ガスが延長タイブレークの末、鷺宮製作所に4―3でサヨナラ勝ちし、3大会連続13回目の本大会出場を決めた。十回に3点を先行されたが、その裏2死満塁から中尾勇介と小野田俊介の連続2点適時打でひっくり返した。鷺宮製作所は敗者復活1回戦に回った。日本選手権は今秋に京セラドーム大阪で行われる。【円谷美晶】

東京ガス・松田孝仁監督

 相手投手をなかなか打ち崩せず、非常に苦しいゲームだった。(先発の)臼井(浩)はよく我慢して投げてくれた。万全ではなかったかもしれないが、自分のコンディションと照らし合わせてゲームを作る能力が非常に高い投手。経験も豊富で、先発で起用した時点でこの試合を預ける気持ちで送り出した。(延長十回裏に逆転)相馬(優人)が先頭で出てくれたのが大きい。(決勝打の)小野田(俊介)もやっぱり最後はしっかり仕事をしてくれる。まずは代表権を獲得できて良かった。本大会に向けて今のチームより一つでも二つでもレベルアップしたい。

鷺宮製作所・幡野一男監督

 負けは負け。野球の難しさを改めて感じた。油断したわけではないが、最後のアウトを取るまで、もっと気を引き締めていかないといけない。守りからリズムを作るという形はできている。収穫もある。大丈夫だと思う。選手には前を向いて、明日またやっていこうと伝えた。

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