全国大会につながる北東北大学野球１部の秋のリーグ戦が行われています。
９月９日時点でプロ注目の選手が揃う富士大学が首位、２年ぶりに昇格した盛岡大学が４位につけています。

北東北大学野球の１部リーグは岩手・青森・秋田の合わせて６つの大学が５週に渡って土日に２試合ずつ合計１０試合戦う大会です。

このうち２年ぶりに１部昇格を果たした盛岡大学は、９月８日に青森大学との２戦目に臨みました。７日の１戦目は盛岡大学が勝っています。

互いに得点がないまま迎えた３回、先にチャンスを作ったのは盛岡大学でした。
先頭の２番・小田島がこの試合両チーム通じて初ヒット。

この後２アウト・ランナー３塁のチャンスを作りましたが、サードゴロで惜しくも得点にはつなげられません。

そのウラ相手打線がつながり今度は盛岡大学が得点圏にランナーを背負います。

ピンチの場面で小田島が守備でも素晴らしいプレーを見せますが、この間に青森大学が１点を先制します。

この試合４人の継投で３失点に留めた盛岡大学。
しかし攻撃力のわずかな差で青森大学に敗れ、４位となっています。（盛岡大０－３青森大）

盛岡大学　佐々木歩希主将
「打つにしてもどういう球を狙うかチームで徹底することが必要。まずは次の一戦を取りに１週間準備をしていきたい」

一方、ここまで無傷の６連勝で首位独走中の富士大学はノースアジア大学との２戦目です。

初回に２点を先制した富士大学は２回すさまじい猛攻を見せます。

連打連打で次々に得点を重ね、この回打者一巡の８安打。富士大学は一挙に７点を奪い勝利を決定づけます。

そして俊足・強打ドラフト候補の麦谷はこの試合３本のヒットをマーク、さらに３つの盗塁を決める活躍を見せました。

投げてはプロ注目・１５０キロ超えの本格派右腕２人が完璧なリレー。
先発の長島はストレートに多彩な変化球を織り交ぜ５回を無失点に。

そしてリリーフした安徳も相手打線にヒットを許さないピッチングを披露し、１６対０の７回コールドでゲームセット。

投打がかみ合った富士大学が７勝目を挙げリーグ優勝を大きく引き寄せています。

富士大学　長島幸佑投手
「先発して５回を無失点に抑えるのが最低限の仕事。最低限のことは果たせたと思う」

富士大学　麦谷祐介選手
「『秋は笑って終わろう』とチーム全員でやっている。まずはリーグ戦優勝を目指してやっていきたい」

富士大学はあと１勝で秋としては３年ぶりの優勝が決まります。

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