野球の第13回U18(18歳以下)アジア選手権第5日は7日、新北などで2次リーグ(L)があり、日本(B組1位)は韓国(A組2位)に0―1で敗れたが、決勝に進んだ。日本の決勝進出は第11回大会(2016年)以来2大会ぶり。
2次LはA、B各組の上位2チーム、計4チームで決勝進出を争った。1次Lで同組だったチーム同士は対戦せず、1次Lの結果が持ち込まれた。日本、台湾、韓国が2勝1敗で並んだが、得失点差率で1位が日本、2位台湾となった。両チームは8日午後6時半(日本時間午後7時半)に決勝で戦う。
先発の中崎琉生(京都国際)が5回無失点。六回に失策が絡んで1点を失った。
今朝丸が好投
1点もやれない場面で出番が訪れた。今朝丸裕喜(報徳学園)は「絶対に抑える」と静かに闘志を燃やした。
六回。1点を先取され、なお2死一、二塁でマウンドへ。1ボールから直球を続けて追い込み、最後は147キロでバットに空を切らせた。狙い通りの三振に「持ち味を発揮できた」。続く七回も登板し、四球は許したが無安打に抑えた。
今春の選抜大会は準優勝。更なる進化を求めて、夏場でも体重を落とさぬよう食事量を意識し、投球フォームを改良した。目指すはプロ。夏の甲子園で初戦敗退しても、意識を高く持って練習を重ねてきた。韓国に2点差以上つけられれば決勝進出が絶たれる状況でも冷静な投球ができた。
この日を18球で終わらせ、決勝も連投が可能だ。当然、投げる気持ちはある。「全力で倒して、アジア一を狙いたい」(新北=大坂尚子)
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