10年ぶりにJ1浦和に復帰して意気込みを語る原口元気=埼玉スタジアムで2024年9月7日、角田直哉撮影

 サッカーJ1浦和に10年ぶりに復帰した原口元気(33)が7日、埼玉スタジアムで記者会見し、「僕にとってはサッカー人生最後の大きなチャレンジになると思う。素晴らしい環境の中で監督や選手、スタッフたちともう一度強い浦和レッズを作りたい」と抱負を語った。

 原口は、2014年6月にドイツのヘルタ・ベルリンへ移籍。その後ドイツの1部、2部で計10シーズンにわたりプレーし今回浦和に復帰した。欧州でのプレーへのこだわりも強かった。このタイミングでの古巣復帰を決めた理由を「(クラブと自分で)お互いの意見、タイミングが一致した。自分が(状態が)いい時期に浦和に帰ってプレーしたい思いが強かった。今なら良いプレーが出せると思う」と説明した。

J1浦和に復帰して活躍を誓う原口元気=埼玉スタジアムで2024年9月7日、角田直哉撮影

 元々は鋭いドリブルと得点力が武器の攻撃的なアタッカー。一方でドイツではチームのために守備的な位置を任せられる機会も多くあった。浦和に戻って誓うのは「原点回帰」の姿勢だ。「元の姿に戻るというか、もっと攻撃的なプレーをしていた時に戻るイメージ」と語り、「勝負が決まるところでのプレーは得意。僕の強さを出したい」と力を込めた。【角田直哉】

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