フランス・パリの観光名所エッフェル塔には、オリンピックの開催に合わせ、横およそ29メートル、重さ30トンの5色の輪で構成されるオリンピックのシンボルが、ことし6月に取り付けられました。

このシンボルについてパリ市のイダルゴ市長は、8月31日に公開された地元紙のインタビューで「パリ万博のために造られたエッフェル塔と、同じようにパリとフランスに足跡を残したオリンピックを組み合わせるのは、すばらしいアイデアだ」と述べ、大会を記念して今後も残す方針を明らかにしました。

すでにIOC=国際オリンピック委員会の同意も得ているとしました。ただ、強風などで落下しないように、同じ大きさの別のものに取り替えるということです。

オリンピックのシンボルが取り付けられたエッフェル塔は今大会を象徴する場所として多くの観客や市民が訪れ、イダルゴ市長は大会が成功を収めた証しとして残したい考えだとみられます。

一方で、インターネット上では「フランスを代表する歴史的建造物の姿を変えるべきではない」などと反対する声も出ていて、今後、議論を呼びそうです。

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