前回の東京大会のこの種目で金メダルを獲得し連覇がかかる里見選手と山崎選手のペアは、決勝で、東京大会と同じ顔合わせとなる中国の劉禹※トウ選手と尹夢※ロ選手のペアと対戦しました。

里見選手と山崎選手のペアは、今大会、相手の中国ペアに予選リーグで敗れていて、第1ゲームの出だしから4連続ポイントを奪われると、前後に揺さぶる攻撃や日本の2人の間を狙う巧みなショットに苦しめられ、17対21で落としました。

第2ゲームは、ラリーでの粘りから、里見選手がライン際に落とすコントロールのよいショットで得点を重ねましたが、中国ペアの正確な攻撃に最後まで苦しめられ、19対21で接戦を落としました。

里見選手と山崎選手のペアは、ゲームカウント0対2のストレートで敗れて銀メダルとなり、連覇はなりませんでしたが2大会連続のメダル獲得です。

(※「トウ」は丹+三づくり・※「ロ」は王へん+路)

里見紗李奈「納得のいく試合はできたのではないか」

里見選手は「シングルスとダブルスでの金メダルを目指して3年間やり続けてきたので、やはり悔しい。ただ東京パラリンピック後に差をつけられてしまった相手に対して、ハラハラさせるような試合ができたのは久々だったので、納得のいく試合はできたのではないかと思う」と声を詰まらせながら話していました。

山崎悠麻「自分のミスが増えてしまって悔しい」

山崎選手は「金メダルを取りたかった気持ちはあるが、たくさんの人に応援してもらった中で、銀メダルを取れたことはよかったと思う。自分のミスが増えてしまって悔しいし、あと一歩頑張りたかった」と話していました。

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