目次

  • ルールは?

  • パラ卓球の魅力 クラス分けは

ルールは?

パリパラリンピックの卓球は男女のシングルス戦とダブルス戦が行われます。

障害の種類や程度によってクラスが分かれていて、シングルスは男子で11クラス、女子で10クラス、ダブルスは男女4クラスずつと混合ダブルスで順位を競います。

シングルスは、パリ大会ではリーグ戦は行われず、1回負けたら敗退するノックアウト形式で行われます。

パラ卓球の魅力 クラス分けは

パラ卓球には、障害の種類や程度によってさまざまなプレースタイルの選手がいます。

【車いすでプレー】
車いすでプレーするクラス1(わん)からクラス5(ふぁいぶ)。
数字が小さいほど障害の程度は重くなります。車いすの選手は左右に大きく動くことが難しいため、卓球台の近くでプレーし、手が届きにくいネット際に落とすボールを織り交ぜるなど相手を前後や左右に揺さぶります。
【立ってプレー】
立ってプレーするクラス6(しっくす)から10(てん)では、足に障害がある選手と腕に障害がある選手ではプレースタイルも大きく異なります。
【知的障害】
クラス11(いれぶん)は、知的障害のクラスです。
それぞれの選手が自分の障害に合わせたプレースタイルや戦い方を構築していて、試合では互いのプレーを見極めた上での駆け引きも見どころのひとつです。

  • 注目

《日本代表選手》

日本からは前回の東京大会より2人少ない9人の選手が出場します。

【3大会連続出場】
▽腕や足に障害のあるクラス9の岩渕幸洋選手(いわぶち・こうよう)▽知的障害のクラス11の竹守彪選手(たけもり・たけし)

【2大会連続出場】
▽腕や足に障害のあるクラス7の八木克勝選手(やぎ・かつよし)
▽腕や足に障害のあるクラス8の友野有理選手(ともの・ゆり)
▽知的障害のクラス11の古川佳奈美選手(ふるかわ・かなみ)

【初出場】
▽車いすのクラス4の七野一輝選手(しちの・かずき)
▽車いすのクラス4の齊藤元希選手(さいとう・げんき)
▽腕や足に障害があるクラス10の舟山真弘選手(ふなやま・まひろ)▽知的障害のクラス11の和田なつき選手(わだ・なつき)

注目は八木克勝

注目は、八木克勝選手です。初出場の東京パラリンピックは決勝トーナメントの1回戦で敗退しました。その雪辱を果たすため、見直したのがラケットの裏面のラバーです。回転がかかりにくく、相手がかけた回転を消しやすいものに変更しました。

その影響でボールのコントロールが難しくなりましたが、試行錯誤を続け、有利にラリーを展開しながら攻撃を仕掛けられるようになり、去年、中国で開かれたアジアパラ大会で金メダルを獲得しました。

また、練習に古武術の動きを取り入れるなど、自己流のトレーニングで進化を続けています。

八木選手は「僕は障害で手が短いので、一歩足を踏み出して勇気を持って戦っている。その姿を見た人が自分も一歩踏み出してみようと思ってくれたらうれしい」と話し、パリでメダル獲得を目指します。

【NHK放送予定】パリパラリンピック2024

【日程紹介】パリパラリンピック2024

【NHKニュース】パリパラリンピック2024

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