女子47キロ級で銅メダルを獲得し、コーチ(左)と抱き合って喜ぶ難民選手団のザキア・フダダディ=パリ(共同)

 【パリ共同】パリ・パラリンピックで29日、テコンドー女子47キロ級で難民選手団のザキア・フダダディ(25)が銅メダルを獲得した。国際パラリンピック委員会によると、2016年リオ大会で結成が始まった難民選手団のメダル獲得は初めて。政情不安のアフガニスタンを脱出し、21年の東京大会に出場して注目された。  アフガン西部ヘラート出身。生まれつき左腕に障害がある。東京大会への出場が決まっていたが、直前にアフガンで女性を抑圧するイスラム主義組織タリバンが復権。出場が絶望視される中、ビデオメッセージを公表し命懸けで窮状をアピールした。フランスなどの支援で来日したが、勝利は挙げられなかった。


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